太陽運輸 女性活躍に向けた取り組みが冊子に掲載

太陽運輸(太田豊子社長、札幌市白石区)は、女性ドライバー採用に向けた取り組みについて、札幌市と札幌商工会議所が3月に発行した冊子「女性活躍推進!人手不足解消/業績アップ〜あなたの会社を明日から変える10の突破口」に掲載された。

「女性が働きやすい職場環境づくり」のノウハウを普及させるため、女性活躍に向けた働き方改革ロールモデルづくりを行う札幌市の取り組み(女性活躍に向けた働き方改革サポート業務)の一環。
2019年夏より、女性活躍を切り口として市内の中小企業10社に対し、専門家の協力を得て支援を実施、冊子はこの事例集となり、同社の取り組みは10の事例のうち「突破口01」として最初に掲載された。

同社では「5年ぶりとなる女性ドライバー採用」に向けて、女性を対象にした「配送アシスタント」という職種を新設し、主婦でも勤務しやすい午前中または午後週3日という条件を設けた。併せて会社のHPで社長のメッセージ動画を配信、ワーク・ライフ・バランスへの取組をPRした。
また、職場体験受入れ企業として札幌市の女性就労支援窓口「ここシェルジュSAPPORO」に登録したほか、札幌市ワーク・ライフ・バランスplus企業認証を取得。
さらに、女性ドライバーを受け入れる職場体制の整備に向けて、ドライバーの「傾聴研修」や「管理職会議」を実施した。

これらの取り組みにより、子育て中の女性でも「ドライバーとして働ける要件と業務の確立」や「働きやすい環境の整備」につながったほか、「女性ドライバーを育成する男性社員のコミュニケーションスキルが向上」といった成果も得られたと紹介。
太田社長は「女性ドライバーの雇用条件策定や自社の取組を広報する土台ができたので、今後は発信を 強化し、企業知名度を上げていく」としている。

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