JL北海道地域本部(細貝大衛本部長、光輪ロジスティクス)は7月6日、ホテルノースシティで2019年度第一回JL北海道地域本部あんしん大会を開催、来賓・協力企業をふくめ170人あまりが参加し、各種表彰や講演会のほか、今年度の事業計画の発表を行った。
新執行部になり初めてのあんしん大会で、新たに本部長に就いた細貝本部長は「これまでで最高の参加人数となった。JL連合会に20年間携わってきたが、これまでの歴代会長をはじめ、尽力いただいた皆様の功績に感謝を申し上げる。北海道地域本部では、副本部長に前本部長のJL札幌の野村佳史理事長、JL空知の工藤英人副理事長、JL道央の長谷川朋弘理事長に就いてもらった」と紹介。
「JL連合会は個性あふれる仲間が集っている。以前は会議で議論が伯仲する時期もあったが、最近は会議で意見が出ないこともある。それぞれが会社、組合の代表として参加しているので、活発な議論は大歓迎。各会議で意見を出し、自分の発言に責任を持ち、仲間のことを思い、決まったことは不満があっても実行する必要がある。仲間のうちの一人ということを忘れず活動していただきたい」と呼びかけ、続けて、「これまで一緒になって汗をかいてきた仲間たちは私のかけがえのない財産。この仲間たちと一緒に運送業界を乗り切っていきたい。約束を守り、本音で語り合える仲間として、共に進んでいきたい。北海道地域本部には、取引高の伸び悩み、活動実績の少ない単協の存在、事務局の体制、燃料共同購入など様々な課題があるが、知恵を絞り出して対応していきたい。次の世代にJLを託すため、任期中に若い仲間を指導し、未来あるJL連合会、北海道地域本部となるよう最大限努力する覚悟だ」と抱負を語った。
JL連合会の迫慎二会長は「会長として2期目に入った。任期中は手数料の問題はいじらないが、支払いサイトを1ヶ月短縮することを考えている。会員事業者に1ヶ月早く清算することで取引高のアップを図りたい。また、連合会の新ビジョンとしてNEXT10を定めた。今後10年に向けた在るべき姿を示しており、これを共有してほしい」と挨拶した。
今年度の地域本部スローガンを「今をつくり、新たな未来をつくるJL北海道」と定め、地域本部の方針として「組織の拡充活性化」「JL認証制度取得」「NEXT10の普及支援」「組合員大会出席率70%超の継続」「社会貢献活動」「取引高前年比10%UP」「地域本部共同事業拡充」ーを掲げた。
報奨制度表彰式では、取引高前年対比UP率上位3組合としてJL丹頂釧路、JLフレンズ札幌、JL函館が表彰されたほか、取引高前年対比UP率上位3組合員として北海道家具輸送、浜中運輸釧路営業所、西尾運送、同UP金額上位3組合員としてイーロジックスコーポレーション、緑東運輸、サントー札幌営業所、契約1・契約2数上位3組合員として対馬運送、緑東運輸、サントー札幌営業所がそれぞれ表彰を受けた。また、丸日日諸産業が社会貢献活動の表彰を受けた。 講演では、トレジャーエージェンシーの白石健吾社長が「助成金のいろは〜助成金に高いハードルは存在しない」と題して登壇し、助成金の上手な活用方法や、申請しやすい助成金の紹介を行った。