国交省は8月14日、令和2年度「モーダルシフト等推進事業費補助金」の応募案件について、計画策定経費補助8件、運行経費補助5件の合計13件の認定及び交付決定を行ったと発表。
交付決定額は合計で約1900万円。
「計画策定経費補助(今後、物流総合効率化法に基づく計画認定を目指す案件への補助)」は8件のうち、モーダルシフトが3件(鉄道への転換)、輸送網の集約化が3件(共有運行管理システム導入、ミルクラン方式)、共同輸配送が1件(集約後鉄道モーダルシフト)、その他が3件(伝票電子化、外装サイズ標準化、空コンテナ回送削減)となった。
「運行経費補助(物流総合効率化法に基づく計画認定を受けた事業への補助)」は5件のうち、モーダルシフトで鉄道への転換が4件、船舶への転換が2件となった。
北海道運輸局が担当した認定事業は以下の2件で、いずれも計画策定経費補助の案件。
①「中・長距離輸送における物流の効率化検討協議会」(北海道物流開発、富良野通運、札幌物産協会)=鉄道モーダルシフト・ 共同輸配送。
北海道から九州向けに出展者が各々送っていた物産展用の食品を、札幌市内に集約後、鉄道モーダルシフトする総合効率化計画の策定。CO2排出削減目標は4.8 t-CO2/年。
②「LNG幹線GM協議会」(ジェコス、石油資源開発、丸吉ロジ、日本トレクス、興和総合研究所)=輸送網の集約化。
北海道内で、LNG燃料のトラクタヘッドと30tアルミシャーシを導入し、ミルクラン方式で鋼材等を輸送する総合効率化計画の策定。CO2排出削減目標は70.1 t-CO2/年。