北海道中小企業総合支援センターは10月26日、「令和2年度道内中小企業における業況調査報告書」を発行した。今年7月に調査したもので、道内1151社に調査し、467社が回答。運輸・倉庫業は20社が回答した。
運輸・倉庫業の今年度の業況見通しは「好転」が0%(前年度より7・7ポイント減)、「やや好転」が5・0%(同25・8ポイント減)、「変わらない」が35・0%(同3・5ポイント減)、「やや悪化」は40・0%(同17・0ポイント減)、「悪化」は20・0%(同20・0ポイント増)となり、業況が大幅に悪化。「やや悪化」「悪化」を合わせると60%にのぼった。
売上高の見通しでは、「増加」が0・0%(前年度と変わらず)、「やや増加」が10・0%(前年度より28・4ポイント減)、「横ばい」が20・0%(同3・1ポイント減)、「やや減少」が45・0%(同21 ・9ポイント減)、「減少」が25・0%(同9・6ポイント減)となり、減収が7割となった。
営業利益では「増加」が0・0%(前年度と変わらず)、「やや増加」が10・0%(前年度より28・4ポイント減)、「横ばい」が40・0%(同16・9ポイント増)、「やや減少」が25・0%(同5・8ポイント減)、「減少」が25・0%(同17・3ポイント増)となり、減益が5割、横ばいが4割となった。
新型コロナウイルスの経営への影響について、「売上減少」が83・3%と圧倒的に多く、「労働力の不足」(27・8%)、「資金繰りの悪化」(22・2%)がこれに続いた。