川上産業 恵庭市と「災害時の物資等の供給に関する協定」

輸送・配送用梱包材・包装資材の製造・販売を手がける川上産業(安永圭佑社長、東京都千代田区)は11月2日、恵庭市と「災害時における物資等の供給に関する協定」を結んだ。同日、同市役所で協定締結式を開き、安永社長と原田裕市長が協定書に署名した。同社からは、吉原貴志札幌工場長、木村茂樹札幌営業所長も出席した。
同社としては全国で6自治体目の防災協定の締結となり、北海道では初めて。
同市にとっては67 社目の民間事業者との協定となる。

同市で大規模な災害が発生した際、避難所に「プラパール」によるパーティションなどの仮設用品や梱包材「プチプチ」などの物資を提供するほか、提供物資の配送・撤収を行うことを内容とする。これにより、避難所の暖熱保持、プライベートスペースの確保、ストレス解消、感染症対策といった効果を見込んでいる。
同市役所でこれまで同社製品の積極導入が行われていたこともあり、同社からの申し出を端緒として、今回の協定に至った。

安永社長は「札幌工場では、『プチプチ』をメーンに製造している。普段は大切なモノを守る用途で活用されるが、災害時の避難所では、毛布の代わりに使える。北海道に進出して8年が経とうとしており、地域と密着して交流を図りたい。このような協力を通じて、関係の強化をしてきたい」と挨拶。
原田市長は「災害時に迅速に対応できるので大変心強い。特に避難所の運営にあたり、感染症対策にも有効。感謝申し上げる」と述べた。

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