マルハニチロ 夕張工場閉鎖  輸送効率向上など課題解決目指す

マルハニチロ(池見賢社長、東京都江東区)は12月1日、冷凍食品の国内生産拠点の夕張工場(夕張市)を閉鎖し、同工場の生産をグループ内の他工場へ移管していくと発表した。
閉鎖予定は2021年3月。

同社では、中期経営計画において、加工食品事業における収益拡大のための取り組みとして「生産拠点の再編を通じた利益率の改善」を施策の一つに掲げており、夕張工場を他の生産拠点に集約することで、適正な人員確保、輸送効率の向上、老朽化した設備の更新などといった課題解決を推進し、中長期的な国内加工食品事業の基盤強化に向けて取り組んでいくとしている。

同工場の操業開始は1999年5月、敷地面積3万7763㎡、建物延面積7139㎡、従業員数は116人(2020年10月末現在、契約社員含む)。主な生産品目は、フライ類(チーズハムカツ、ほたて風味揚げ等)、グラタン類(焼きえびグラタン、 カップグラタン等)、中華まんじゅう。

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