ニトリ「石狩DC」開設へ  物流網再構築の第一歩

ニトリホールディングス(白井俊之社長、札幌市北区)とホームロジスティクス(柳川弘之社長、札幌市北区)は5月12日、石狩市に新たな物流センター「石狩DC(仮称)」を石狩湾新港エリアに開設すると発表した。運用はホームロジスティクスが行う。
石狩DCがニトリグループ物流網再構築の第1歩としてスタートする。2025年までに国内物流センターの再構築を進める。

石狩DCは、地上1階建、敷地面積が10万4664㎡、延床面積は7万6786㎡の巨大物流センター。着工は5月24日、竣工は2022年5月30日を予定。

これまでは北海道内での物量増加に対応するため、札幌DC(札幌市手稲区)建屋の増設、外部倉庫の賃貸借契約、他の物流センター拠点との在庫分散などを行ってきたが、ニトリ店舗の出店加速、消費者のライフスタイル変化に伴うEC需要拡大など、物量に見合う入出荷機能の拡充、商品輸送によるCO2排出抑制やコスト削減を図るべく、札幌DCより延床面積を広く確保できる石狩DCに機能を移転していく。

札幌DCより11㎞ほどの距離に立地。また、札幌圏に位置する立地環境や優れたアクセス性を持つ石狩湾新港に至近しており、北海道の物流拠点として広域配送にも 最適な立地となる。
ニトリでは扱う品目数の90%以上を海外から調達しているため、海外から国内物流センターまで物流の効率向上効果を見込めるとしている。

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