鴻池運輸 千歳市と「災害時の救援物資の保管に関する協定」締結

鴻池運輸(鴻池忠彦社長、大阪市中央区)は7月29日、千歳市と「災害時の救援物資の保管に関する協定」を締結したと発表。
同市内に大規模な災害等が発生した場合、または発生する恐れがある場合に、同13日に稼働を開始した同社の新千歳流通センターを、救援物資の保管場所や観光客等の一時滞在場所として提供するほか、所有するトレーラーなどの車両により避難所や医療機関等への救援物資の輸配送を行うという、同市民等の安全確保への協力を目的とした協定。

協力内容は、①千歳市が指定する救援物資の保管および管理・仕分、②施設の一部を一時滞在場所として活用、③千歳市が指定する災害時における重要施設、指定避難所、医療機関等への救援物資輸配送。

同社は、これまでも地震や台風などの自然災害発生時に、KONOIKE グループで行っている物流、医療、空港業務などを通じて社会インフラの緊急支援対応に取り組みつつ、緊急時対応の経験を重ねてきており、これらの知見をもとに、今後も引き続き、災害時の被災地の安全確保に積極的に貢献していきたいとしている。

千歳市役所で同日実施した協定締結式で同社の中村浩二北日本支店長は「当社の企業理念は「『人』と『絆』を大切に、社会の基盤を革新し、新たな価値を創造します」である。『人』と『絆』とは、従業員、取引先はもちろんのこと、地域社会との関係を大切にするということを意味しており、今般、本協定を締結する運びとなった。近年、地震・台風などの自然災害の増加により、社会の基盤、ライフラインとしての物流の重要性が改めて見直されており、私たちも社会の公器としてその務めを果たしていく所存」とコメントした。

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