エイコーウェルネス 物流ドローンの農業活用で意見交換会

エイコーウェルネス(小船井健一郎社長、帯広市)は4月27日、アグリテック事業のマーケティングの一環として、SkyDrive(福澤知浩社長、豊田市)製物流ドローンの農業分野での活用について、農業事業者との意見交換会を開催したと発表。伊藤忠商事北海道支社(矢口武支社長、札幌市中央区)が仲介した。

意見交換は同12日に帯広経済センタービルにおいて開かれ、音更町の生産者約20人が参加。ドローンを中心としたアグリテックの可能性や、実際の農作業で求められるドローンの機能や性能について活発な議論が行われた。SkyDrive社製物流ドローン「SkyLift」の紹介も行った。

「SkyLift」は一度のフライトで30㎏の重量物を運搬するドローン。山間部の送電線鉄塔保守の作業現場やダムや道路の建設現場では現在も人が20〜30㎏の荷物を担いで運び、インフラを守っているが、その運搬作業を「SkyLift」が行うことで飛躍的に労働負荷を軽減し、労働環境の安全性を向上させている。

意見交換会では2組に分かれ、SkyDrive・エイコーウェルネス・生産者で意見を交わした。物流ドローン「SkyLift」の可能性と課題から、ドローンによる農薬散布のニーズ、GPSトラクターなど自動化への期待、十勝農業の現実的な困りごとについてまで、さまざまな意見が交換された。

エイコーウェルネスとSkyDriveは、今後も連携して北海道のアグリテックの推進を協業していく予定。それにともない、エイコーウェルネスは、生産者と企業の垣根を超えた情報交換とコミュニケーションの場を提供していき、北海道のアグリテックの推進を図っていくとしている。

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