北海道 賃上げ調査 運輸業は61%が賃上げ

北海道は5月1日、「企業経営者意識調査(令和5年4―6月期)における賃上げ・価格高騰の影響調査等の結果概要(中間とりまとめ)」を公表した。道内900の企業に聞き、417社が回答(回答率46・3%)、運輸業は131社に調査し、70社が回答(同53・4%)した。

昨年から今年にかけて「賃上げを実施した」と回答した企業の割合は全体で75.8%、「実施しなかった」と回答した企業の割合は24.2%だった。運輸業は賃上げを実施した企業が61・4となり、全業種で最も低い割合となった。

賃上げ率は、全体では「1%以上2%未満」が29.4%と多く、次いで「2%以上3%未満」が26.3%と続いた。また、「5%以上」の高水準の賃上げを行う企業は9.2%あった。運輸業では「1%以上2%未満」が41・9%、「2%以上3%未満」が25.6%と続き、「5%以上」は2・3%だった。

今後の賃上げの意向として、全体では、「今後も実施したい」が39・3%、「環境が整ったら実施したい」が41・0%となり、80・3%の企業が今後の賃上げに前向きな姿勢だった。運輸業は「今後も実施したい」が22・9%、「環境が整ったら実施したい」が54・3%となり、賃上げに前向きな企業が77・2%だった。

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