シズナイロゴス 男子カーリング清水選手を雇用 五輪出場に向けてサポート

シズナイロゴス(伊藤功一郎社長、札幌市白石区)は、男子カーリングの主力選手として平昌五輪に出場した清水徹郎氏を8月1日より従業員として受け入れた。同社の物流センター菊水で庫内作業を行う商品管理士として勤務し、今後、フォークリフトの免許も取得してもらう予定だ。
 

清水選手は同日に発足した北海道コンサドーレ札幌カーリングチームに所属し、2022年に開催される北京冬季五輪の出場を目指す。
同チームは、2月に開催された日本選手権で準優勝したメンバーが母体で、そこに清水選手が加わる形で立ち上がった。
清水選手は通常、勤務後や休日などを利用して札幌市内でトレーニングを進めるが、チームの活動の本拠は北見市のため、競技シーズン中は長期の合宿や遠征などが予定されている。

同チームの阿部晋也プレーイングマネージャーとともに7月25日、同社本社を初めて訪問し、伊藤社長に今後の挑戦について意見交換をするとともに、五輪出場に向けての意気込みを伝え、「長期の目標は北京五輪への出場で、このチームにはその可能性が十分にある。まずは今シーズン、日本代表になれるよう1つ1つ目の前の目標をクリアし、階段を上っていきたい」と抱負を述べたほか、「物流についてはまだ何も知らない状態で大きな倉庫を見て驚いている。仕事の面でも成長していきたい」と力強く語った。

同社は昨年度より北海道コンサドーレ札幌のクラブパートナーとして協賛。この縁から、コンサドーレよりカーリングチーム立ち上げにあたって、清水選手の職場確保について打診があり、従業員としての受け入れと競技へのサポートを行うことを決めた。
伊藤社長は「五輪に出場し、次の五輪出場も目指す選手の受け入れ先として安心な企業だとお声かけをいただき、とてもいい話と捉え雇用とサポートを即決した。カーリングは戦術的・戦略的な要素が強く面白い競技。全社的なモチベーションの向上、企業価値の向上にもつながると考えている」と話した。

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