函館税関 ほたて輸出データ公表

函館税関は4月20日、北海道の主力輸出産品である「ほたて」の輸出についてのデータを公表した。
2021年北海道からのほたての輸出は、数量・価額ともに過去最高を記録、輸出数量は初めて9万㌧を超えた。
函館税関は、ホタテの輸出額全国シェア1位は2010年以降12年連続、数量シェア1位は2009年から13 年連続となった。
 
2021年のほたての輸出数量は全国で11万5701MT 、函館税関管内からはそのうち85.6%にあたる9万9065MTを輸出した。輸出額は全国で639億4300万円、このうち67.6%の431億9600万円を函館税関管内から輸出した。

北海道におけるほたての輸出はこれまで、数量では2018年の6万7652MT、価額では2015年の418億6200万円がそれぞれ過去最高だったが、2021 年は数量、価額ともに比較可能な1988年以降で過去最高を記録した。

初めて9万㌧を超える急激な増加となったが、要因について「中国や欧米などにおいて経済活動の再開が見られたことによるものと考えられる」としている。

2021年の数量を分類別に見ると、「冷凍殻付き」が全体の82.7%を占め、「生き・生鮮・冷蔵」が8.9%、「冷凍殻なし」が8.4%と続いた。

「冷凍の殻付き」及び「冷凍殻なし」は、苫小牧支署の扱いが一番多く、次に石狩出張所、釧路支署が続いた。冷凍ほたてのほとんどはコンテナで輸送されるため、コンテナ船が多く入港する苫小牧や石狩などからの輸出が多くなった。「生き・生鮮・冷蔵」は全て千歳支署の実績で、これは新鮮なほたての需要を満たすために航空便が活用されているため。

輸出先の国別シェアでは、数量全体では圧倒的に中国向けのものが多く、2021年は9万345MT と急増。「中国におけるゼロコロナ対策(荷物や人の制限)の反動により、特に冷凍殻付きについて加工原料不足を背景に原料確保の動きがあった」としている。

農水省が発表した2021年の農林水産物・食品の輸出額は、初めて1兆円を超えて過去最高となり、そのなかでもホタテ貝は一番多い品目。今後の展望について「輸出が増加するかどうかは、世界のほたて生産と需給に大きく左右されるため、予測はできない」との関係者の声を紹介している。

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