キューソーティス 大型LNGトラック 道内で公道走行試験

キユーソー流通システム(西尾秀明社長、調布市)は7月14日、グループ会社のキユーソーティス(山田啓史社長、同)がLNG(液化天然ガス)を燃料とする、いすゞ自動車製の大型トラックの実証試験を開始したと発表。
石狩、苫小牧の2地点にLNGの充填所を設置し、大型LNGトラックの公道走行試験を行い、CO2排出量や燃費性能等のデータを計測する。

同試験は、大型LNGトラックの普及をめざし、三菱商事とエア・ウォーターによる共同実施で、同4日からスタート。キユーソーティスは、協力運送事業者として走行を担当する。

環境省事業「令和3年度 CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」において、「小規模分散型LNG充填所ネットワーク構築による大型トラック物流の低炭素化手法の実証事業」として採択されたもの。
大型LNGトラックは、電気自動車や燃料電池車では達成が難しい1000㎞以上の長距離輸送が可能であり、従来のディーゼルトラックと比べ、約10%以上のCO2排出量削減が期待される。

「今後も、キユーソーグループは持続可能な物流をめざし、社会・環境への取り組みを進めていく」としている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする