運送事業経営塾 第6期オリエンテーション

道内運送事業者有志による勉強会の運送事業経営塾(工藤英人塾生代表、工藤商事)は8月20日、札幌すみれホテルで第6期の開始に向けたオリエンテーションを開いた。
6年目に入った同塾は、新規塾生とオブザーバーである専門家の拡充をはかり、30人程度のメンバーによって、10月から隔月開催で1年間運営する。

オリエンテーションでは、新規を含めた参加希望の運送事業者に向けて、同塾を創設した行政書士の佐々木ひとみ氏(ホクレア)と工藤代表を中心に「経営塾のこれまでの経緯や特徴、参加する上での心構え」などを説明。
工藤代表は「経営塾は、講師の話を聞くだけのインプット型ではなく、自分から発信をし、忌憚なく意見を言い合い、切磋琢磨し、実践を通じて会社の成長・改善につなげるアウトプット型の勉強会である。他の場所では言えない悩みでも、仲間としてサポートし、みんなで協力しながら課題解決をはかっている」と話し、実際に同塾に参加したメンバーが「債務超過にあった状態から、経営を改善させ、大幅な黒字を計上するにいたった」「売上規模が3倍に伸び、金融機関からの借り入れ金利も大幅に抑えられた」「難しい荷主との交渉を進め、取引環境の改善にいたった」事例などを紹介した。
また、同塾では道内複数の小学校で、長期的な人材確保対策を兼ねた「キャリア教育」を行っており、この取り組みが広がりを見せていることも紹介した。

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