苫小牧国際コンテナターミナルでヒアリ発見

環境省は８月23日、特定外来生物ヒアリが生息する国と地域からの定期コンテナ航路を有する全国68港湾における調査を７月より順次実施したところ、苫小牧港（苫小牧国際コンテナターミナル）での調査において、８月16日に設置したトラップで捕獲したアリ２個体がヒアリと確認されたと発表。
　
昨年６月の国内初確認以降、これまで国内でのヒアリの確認事例は14都道府県、計36事例となった。
コンテナヤード内のコンクリート面に設置した粘着トラップ100 個のうち１個において、ヒアリと疑わしいアリ２個体を発見。確認時に既にどちらも死亡していた。
ヒアリが捕獲された地点周辺に、北海道地方環境事務所によってトラップ及び殺虫餌（ベイト剤）を設置した。
引き続き、発見場所周辺において環境省、北海道及び港湾管理者等と連携して調査を実施していくとしている。
北海道地方環境事務所では、北海道、港湾管理者等に対して、て、ヒアリが発見されたコンテナターミナル及びその周辺を利用する関係者に、特定外来生物の付着・混入がないよう点検等を適宜実するとともに、今後、環境省等が実施する調査に協力することを依頼している。