観測ロケット「MOMO」と超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」を独自開発・製造しているインターステラテクノロジズ(稲川貴⼤社長、広尾郡)は4月11日、IMV、KADOKAWAなどを新たな引受先とした第三者割当増資により、2.2億円の資金を追加調達したと発表。シリーズDラウンドの調達額は総額18.7億円となった。
同社は圧倒的に低価格で便利な宇宙輸送サービスにより宇宙へのインフラを構築し、誰もが宇宙に手が届く未来の実現を目指しており、観測ロケット「MOMO」は2019年5月に国内民間企業で初めて宇宙空間に到達、2021年7月には2機連続での宇宙到達に成功した。
次世代機となる超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」も開発を本格化させていおり、今回調達した資金は、「ZERO」の研究開発、設備投資、人材採用、材料費などに充てる。
同社では、低価格・高頻度かつ自立した宇宙輸送サービスを国内に構築することで、人工衛星データを通じた地球上の課題解決に貢献することを目指すとしている。