卸業者の販促・受発注システム「TANOMU」 北海道でサービス開始

タノム(川野秀哉社長、東京都渋谷区)は11月8日、卸業者の販促・受発注システム「TANOMU(タノム)」のサービス展開を北海道でも開始したと発表。
道内では、青果物卸売、食品・酒類卸売、業務用食品・冷凍食品販売、飲料製造・販売、業務用酒類販売などが採用した。

「TANOMU」は、飲食店と食品卸売業者間の受発注をPCやスマートフォンで管理可能な、非接触営業・受発注管理システム。卸問屋が従来、対面・電話・FAXで行っていたアナログな受注業務や新製品のお知らせ、発送日のイレギュラーに関するアナウンスなどをスマホ1つで行うことができる。
ウィズコロナの経営支援システムとして導入企業が更に急増、従来展開してきた関東・関西以外での導入スピードが加速し、北海道への進出につながった。

北海道における新規取引先である相川商店(札幌市中央区)の相川太史常務は「今までTEL・FAXなどアナログで手作業が多かった受注業務をシステム化することにより、業務効率化および人的ミスの軽減を期待し導入を決定した」とし、国分北海道(同)の島淳二物流・システム部長は「業務のデジタル化の加速および活用が欠かせなく、様々なパートナーを検討してきたところ、TANOMUの導入を決定した」とコメント。

トォータルフーズ(帯広市)の成田貢取締役管理部長は「徹底した倉庫温度管理・衛生管理、物流配達業務の正確・迅速化を図っているが、物流配達業務の見直しの一環でTANOMU導入を決定した。受発注のデジタル化をきっかけに、顧客への提案力の向上と正確な配送をさらに推進していく」とコメント。

北海道コカ・コーラボトリング(札幌市清田区)の神埜亨経営管理部長は「従来の電話やFAXを利用した受注システムに加え、Webを発注方法として提供することで、顧客のニーズに対応していくことと、受注業務を行う当社オペレーターの業務効率化を図りたく、システムの導入を検討した」としている。

ムラオカ食品(同中央区)の山口文子常務取締役は「顧客の利便性を求め、発注の手間を減らすこと、また、当社の業務効率を高めるため、デジタル化の検討をしていたところ、TANOMUの紹介があり、導入に至った。検討していた他のシステムの中で、シンプルで使いやすいことと、サポートがしっかりしていることが選ぶ決め手となった」とコメント。

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