北海道物流人倶楽部(斉藤博之代表幹事、北海道物流開発)は11月7日、札幌パークホテルで第62回目の例会を開催した。運送事業者をはじめ、物流子会社、行政機関、システム企業などから40人が参加した。
北海度運輸局の樋口康弘自動車交通部長、笹治忍貨物課長、野坂祥一交通政策部環境・物流課長の三人が講師となり、物流業界における昨今の法令や制度の改正状況や事業者への支援策などについて解説した。
笹治課長は、2024年問題や改善基準告示改正の動向について触れ、「トラックドライバーの長時間労働の要因の1つは、発着荷主の積み卸し場所などでも荷待ちや荷役の時間。この解消はトラック運送事業者のみでは難しいため、荷主と運送事業者が一体となり、効率化を進めるなど、長時間労働の改善に取り組むことが重要」と強調した。
斉藤代表幹事は「物流をキーワードとして、人と情報が集まることができる場所として設立し、7月で10年間が経過した。知見を高め、ヨコの連携を強めて仲間づくりが進むよう、議論をしてもらいたい。北海道が物流の先駆的地域となることを目標に、今後も運営をしていく」と挨拶を述べた。