春の踏切事故防止キャンペーン 北ト協など

北ト協及び道内各地区ト協は5月11日から20日までの10日間、春の全国交通安全運動に合わせ「春の踏切事故防止キャンペーン」を実施する。同キャンペーンは北ト協をはじめ、北海道運輸局、北海道、北海道警察、JR北海道、各種交通関係団体で構成する「踏切事故防止運動推進協議会」が主体となって行うもので、これに協力する。

令和4年度のJR北海道における踏切事故は4件発生、前年度と比較して1件増加している。今年度は既に1件発生している。また、踏切事故には至っていないが、車の直前横断や立ち往生、非常ボタンの動作等で列車が緊急停止した事象は、令和4年度は430件発生している。

北ト協では、「踏切の手前では一旦停止し、列車が来ないことと、前方に自分の車のスペースがあることを確認してから通過する」「警報機が鳴り出したら、絶対に踏切に入らない」「通過中に遮断ポールが下がっても、あせらずに車で遮断ポールを押して脱出する」「踏切内で動けない状態になったら、ただちに非常ボタンを押す(非常ボタンがない場合は、列車に向かって車に備えられた発炎筒で合図をする)」「適切な運行経路並びに当該経路における道路及び交通の状況をあらかじめ把握する」ことなどを呼びかけている。

また、「クレーン車のブームやダンプの荷台の下げ忘れ、荷台積載物の高さ制限オーバーなどで踏切に入ると感電や大事故の恐れがある」「自車の長さと前方の交通状況を良く見極め、車体の後部残しに十分注意」「日々の点検整備と車両の不調を放置することなくエンスト、脱輪を回避する」といった点も注意するよう呼びかけている。

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