生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)は8月24日、札幌市からの委託を受けて札幌市の放課後児童クラブにおける昼食提供事業を夏休み期間の7月26日~8月18日までの平日16日間にわたって実施したと発表。児童会クラブへ届けるというのは初の試み。
札幌市内の児童クラブ120カ所を対象として、1食税込390円で弁当を提供、総食数は延べ1万1397食となった。
コープさっぽろでは、学校へ昼食を届ける「スクールランチ事業」に取り組んでおり、2021年9月の様似町を皮切りに現在は、愛別、初山別村の合計3町村の小・中学校に昼食を届けている。その他、幼稚園へ昼食を届ける事業も行っている。
札幌市では今回の試行実施の結果を受け、今後の本格的な展開に向けた課題の整理や手法の検討を行う。
同事業に携わったコープさっぽろ配食事業部の小林未来生氏は「札幌市からの事業採用後、配送コース、配送スケジュールなどを詰めていく作業を行ったが、注文サイトや保護者への自動返信メールなど細かい調整が大変だった。システムやWEBチームの協力なしでは実現できなかった。想定していた以上に注文が入って素直にうれしかった。栄養バランスを考えて、お子さんが好きそうなメニューを4種類考えるというのは、スクールランチや幼稚園給食でのノウハウ(メニュー考案や栄養バランスの調整・調理は関連会社のコープフーズが担当)が役に立った」とコメント。