日本郵船・北洋海運 ISO認証取得

日本郵船(曽我 貴也社長、東京都千代田区)とグループ企業の北洋海運(中野克也社長、苫小牧市)は12月26日、洋上風力発電向け作業員輸送船(CTV)の安全管理システム(SMS)について、日本海事協会から国際規格のISO9001:2015(品質マネジメントシステムのISO規格)とISO45001:2018(労働安全衛生マネジメントシステムのISO規格)の認証を同21日に取得したと発表。
登録証書授与式を同26日に行い、北洋海運の中野社長、日本郵船の樋口久也常務執行役員、横山勉執行役員が出席した。

同認証は、北海道石狩湾でCTV「RERA AS」(レラア)を運航管理している北洋海運の経験と、8月にCTVの安全推進活動についてISO9001:2015の認証を取得した日本郵船の知見を併せることで取得することができたとしている。

曳船業を中心に国内で事業活動を行っている北洋海運が国際規格に対応したSMSを用いてCTVを運航管理することで、さらに高いレベルでの安全運航が可能となる。

北洋海運の中野社長は「きわめて重要な社会課題である脱炭素化に向けた洋上風力発電事業に日本郵船グループの一員として参画できることを誇りに思う。これからも発電設備の維持・管理を担う作業員を安全かつ効率的に風力発電設備へ移送することで、発電プロジェクトの安定稼働に貢献していく」とコメント。

また、日本郵船の樋口常務執行役員は「当社グループは安全運航や社員の安全など、あらゆる安全をESG経営の一丁目一番地として重視しており、この認証はその取り組みの証となる。今後もより一層の船舶の品質向上と、さらに高いレベルでの乗組員の労働安全衛生の確保に取り組んでいく」とコメント。

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