石屋製菓「白い恋人」の個包装を再生樹脂パッケージに順次切り替え

石屋製菓(石水創社長、札幌市西区)は1月19日、TOPPAN (齊藤昌典社長、東京都文京区)とCO2排出量削減を始めとした環境に配慮した製造工程の構築に向けて協業を開始したと発表。
協業の第一弾として、両社が企画・開発した再生樹脂を使用したフィルムを「白い恋人」の個包装に採用し、2月より順次切り替える。

同フィルムを使用することにより、従来のフィルムを使用した時と比較し、バージンプラスチック使用量を年間約40㌧、CO2排出量を年間約46㌧削減することを見込んでいる。また、インクの一部に植物由来原料を使用する。

個包装フィルムの材質仕様の切り替えに伴い、包装デザインおよび賞味期限が変更となる。賞味期限は、180 日(製造日を含む)から、120 日と短くなる。

「白い恋人」のパッケージは、既に森林認証紙を使用した化粧箱、バイオマス素材を主原料としたトレー、紙素材のシールを採用しており、高い環境適性を持つ部材が使われている。

両社は今回の協業に基づく取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に向けて、環境配慮型の製造工程 の構築を進めていくとしている。
TOPPANは今後、同フィルムを石屋製菓以外の様々な業界に向けて提供を進めていく計画。包装資材を含めた包装工程全体の最適化を提案することで、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。

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