北海道運輸局は4月1日、交通や観光に関する施策や取り組み、各部・運輸支局の業務を紹介するパンフレット「北海道の交通と観光2024」を公表した。
重点取り組みとして、「物流2024年問題」への対応を挙げており、「物流革新に向けた政策パッケージ」の概要や、その中の施策の一つである「トラックGメン」の活動を紹介。Gメンについては、トラック運送事業者やドライバーからの聞き取りや、物流施設へのパトロールを実施し、これら結果に基づき、荷主への働きかけを行い、長時間の荷待ち等の解消を目指していると説明。
「人材確保・育成」も重点取り組みとし、物流については、この業界への関心を高めてもらうことを目的として、道内の高校生や大学生を対象とした「物流施設体験会」を開催していると紹介。労働力不足が顕在化している物流産業において、安定的な物流ネットワークを維持できるよう、人材確保に向けた取り組みを継続していくとしている。
また、「運輸の安全・安心の確保」も重点取り組みとしており、2025年度までを計画年度とする「北海道安全プラン2025」を推進していると紹介。同年度までの事故削減目標として、トラックは死者数6人以下、重症者数50人以下、人身事故件数235件以下、飲酒運転件数0件、追突事故件数80件以下と設定している。