「炭鉄港」江別市の倉庫群などの施設が新たに認定

北海道は6月21日、日本遺産「炭鉄港」の新たな構成文化財として、江別市内のれんがや鉄道に関する施設など4 件が認定されたと発表した。これまで「炭鉄港」の構成文化財は12市町に所在していたが、江別市を加えて13市町になった。文化財数も45から49件に増加した。

炭鉄港推進協議会(事務局:空知総合振興局地域創生部地域政策課内)では、江別市のれんがの歴史が日本遺産「炭鉄港」と密接に関係していることなどから、「炭鉄港」の構成文化財に江別市内の文化財を加えることについて2月に文化庁に申請、この度、「北海道炭礦鉄道野幌煉化工場のれんが」「王子エフテックス江別工場れんが倉庫群」「米澤煉瓦工場」「炭鉱鉄道遺産群」の4件が構成文化財として認定された。

「北海道炭礦鉄道野幌煉化工場のれんが」は、野幌煉化工場で製造され、日本製鋼所旧火力発電所や旧北海道炭礦鉄道 岩見沢工場で使われたもの。
「王子エフテックス江別工場れんが倉庫群」は、野幌れんがで建築された市内最古の倉庫を含む、れんが倉庫群。
「米澤煉瓦工場」は、操業中では道内最古のれんが工場。シンボルである煙突は、石炭焚き時代から現在まで使われている。
「炭鉱鉄道遺産群」は、北炭夕張鉄道、三菱美唄鉄道、三菱大夕張鉄道など、炭鉱の鉄道で使われた希少な蒸気機関車や貨車などのほか、それらの鉄道関連物品。

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