日本郵船 北海道支店の開設記念パーティー開催

日本郵船(曽我貴也社長、東京都千代田区)は8月21日、札幌グランドホテルで北海道支店(森本政博支店長、札幌市中央区)の開設記念パーティーを同20日に開催したと発表。
同社グループからは曽我社長に加え、常務執行役員の池田豊、渡辺浩庸、伴野拓司の各氏、グループ会社の関係者ら56名が参加。三橋剛北海道副知事や秋元克広札幌市長をはじめ127名の来賓が参加した。

三橋副知事は来賓を代表して「包括連携協定を締結するとともに、北海道の持続的な活性化に向け、一緒に取り組んでいけることを大変心強く思っている」と祝辞を述べた。

曽我社長は「支店開設にご支援、ご協力をいただきました皆様へ御礼申し上げる。北海道と当社の歴史は、1875年(明治8年)前身の三菱商会の時代に、北海道に定期航路を開設したのが始まり。私たちは、社会に必要とされる企業を目指し、北海道支店を起点として、皆様と共に歩み、私自身の故郷である北海道の経済に貢献していきたいと思っている」と挨拶した。

同社は4月に北海道支店を開設。北海道内の支店設置は2009年に札幌支店を閉鎖して以来、15年ぶりとなる。グループの北海道での既存事業である、電力・ガス会社向けのエネルギー輸送や物流事業、自動車やコンテナ輸送事業などをさらに強化していく考え。

また、同社は北海道の物流課題の解決や持続的な活性化への貢献を目指し、1月に北海道と「連携と協力に関する協定書」を締結。北海道支店を起点に、グループと北海道との協業を深めるとともに、北海道内のグリーンイノベーションの推進、半導体工場やデータセンター建設による物流需要やモーダルシフトによる海上輸送需要の高まりに対応するとしている。

なお、同社グループが北海道に拠点を置いて事業を展開しているのは、近海郵船・近海郵船北海道、郵船ロジスティクス、北洋海運、郵船港運・郵船港運北海道の各社。

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