トラック業界で大きな法改正が相次ぐなか、北海道で物流事業者らが勉強会を発足させる。名称は「運送業界の生き残りのための勉強会」。シズナイロゴス(札幌市白石区)の伊藤昭人相談役、Fスタイル(石狩市)富士道聡社長、西尾運送(士別市)の村上哲也社長が発起人となり、トラック適正化二法などへの対応を学ぶ。今年度下半期に札幌市内のホテルで月1回ペースでの開催を予定。
平日の日中での開催を予定しており、参加費は無料。10月下旬からスタートの予定で、現在、参加者を募集している。中小トラック運送企業の経営層・管理者層など十数人程度を想定している。

トラック適正化二法が今後施行され、「事業許可の更新制度」「適正原価を下回る運賃・料金の制限」「委託次数の制限」といった大きな変化がトラック業界に押し寄せる。対応できずに業界から退出する事業者が出てしまうことが予想されるため、発起人が「変化に対応し、生き残りを目指そう」と勉強会を企画した。
各社の現状や課題、新法への問題意識などについて忌憚のない意見交換を行うほか、最新情報の共有、有力事業者による講演など行う。併せて、同法に対し事業者として要望や提言などもまとめ、公表していく計画。
伊藤相談役は「法改正に対し、どのような用意をすればいいかを自律的に考え、北海道の物流を今後も支えていくための勉強会にしたい。『正しい原価を把握し、荷主に対し適正な運賃・料金を交渉し、収受するにはどうすべきか』『許可更新制度に問題はないか、どのように向き合えばいいか』『法令を守り、強い社内体制にするには何をすればいいか』など、それぞれの問題について知恵を絞り、どのように生き残っていくか率直に議論をしていきたい。特に許可更新制は『更新できないかもしれない』と自社の問題として捉えるべきと考える。志のある方の参加を待っている」と呼びかける。
富士道社長は「当社はトラックの板金・塗装・修理を手掛けているが、物流事業者のパートナーとして応援する。法律の問題をはじめ、業界についてわからないことや言いたいことがあるなら、黙っていることはせず、積極的に情報交換や発信をした方が建設的。トラック業界を良くしていきたいと考えている方、また、最新の情勢について勉強したいが横のつながりがないといった方の参加を期待する」と話している。





