ラルズ「モーダルシフト優良事業者大賞表彰」で「革新的取組み部門」を受賞

アークス(猫宮一久社長、札幌市中央区)と中核グループ企業のラルズ(松尾直人社長、同)は11月26日、シジシージャパン、フレスタ、原信ナルスオペレーションサービス、全国通運と共同で設立した「ラルズ・フレスタ・原信・CGCグループモーダルシフト推進協議会」で取り組んだ「共同輸入およびモーダルシフトによるサステ ナブルな農産品輸送の実現」が、物流連の「モーダルシフト優良事業者大賞表彰」において「革新的取組み部門」を受賞したと発表。

船で輸入した商品を加工施設にて海上コンテナから鉄道コンテナに移し変えることで、輸送拠点を通過せず各社の配送拠点に輸送を可能 にしたもの。12㌳コンテナ単位で配送拠点まで輸送することで、環境負荷が少ない鉄道貨物輸送の活用が可能になった。

トラック輸送時に2回(海上コンテナ→トラック→トラック)必要だった積替・中継作業を、モーダルシフトによ り、海上コンテナから12㌳鉄道コンテナへの1回だけの積替で各社の配送拠点までの直接輸送を可能とし、輸送の効率化を実現した。また、着地の配送拠点に在庫ストック機能を設けることによって、農産物の不作時にも備える安定的な供給体制を整えた。
これにより、CO2排出削減量が年間19・9㌧(前年比 81%)、トラック運転時間削減量が同じく225時間55分(同88%)となった。

CGCグループでは、青果部会として月1回、東京で全国各エリアの代表小売業者が会議を開催し、その中でCO2削減や物流の2024年問題などに対する議論や啓蒙、普及活動を行っており、今回の取り組みを定例会議の場でメリットを周知することで、「CGCに加盟している204社に対して取り組みを拡大し、日本各地における農産品の安定供給及びモーダルシフトを推進する」としている。

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