北海道運輸局 2社に許可取消 樫野商事と武田産業

北海道運輸局は11月25日、樫野商事(樫野幸浩社長、苫小牧市)と武田産業(武田茂樹社長、帯広市)の2社に対し、貨物自動車運送事業法第33条の規定に基づく許可の取消を行ったと発表した。

樫野商事は、関係機関からの情報を端緒に令和6年6月25日、7月9日、同31日に事業者営業所及び車庫にて臨店監査を実施。運行管理者と整備管理者を選任していなかったことをはじめ、点検整備記録簿・点呼の記録・乗務等の記録の改ざん・不実記載があったこと、定期点検整備を実施していなかったことなど14項目の違反が確認され、違反点数92点が付与された。

武田産業は、前回監査(同5年5月18日実施、同11月2日処分)の改善報告が提出されていないことを端緒に同6年7月23日に事業者営業所にて臨店監査を実施したところ、整備管理者を選任していなかったことをはじめ、運転者に対する指導及び監督の記録のないものがあったこと、社会保険等に加入せず事業の健全な発達を阻害する競争をしていたことなど15項目の違反が確認され、違反点数59点が付与された。前回監査により付された違反点数25点を合わせて違反点数が84点となり、許可取消となった。

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