イミュー(黒田康平社長、東京都品川区)は、北海道白糠町と白糠漁業協同組合と連携し、鮮度保持水槽施設による鮮魚の品質向上に取り組んでおり、6月18日、同月から新たに「タンタカ」と呼ばれるカレイを活魚のまま輸送する実証実験「空飛ぶタンタカプロジェクト」を開始すると発表した。
鮮度保持水槽施設は、運用初年度となる2024年は天然ブリで実証実験をスタートし、ノウハウを蓄積、付加価値の高い出荷を可能としてきた。

これまで蓄積した知見を応用し、活きたままカレイを出荷するプロジェクトをスタート。白糠町で水揚げされたカレイを、鮮度保持水槽施設により低活性化した状態で、その日のうちに東京・豊洲市場まで輸送する。イミューが独自に構築した鮮魚物流網と、陸路運送会社、釧路空港、航空会社との連携により、最短24時間以内の「活魚流通」を実現する。
今後、白糠町の未利用魚やそのほかの海産物の活用にも広げていく予定。