北海道郵便逓送 ユニフォームをフルリニューアル 地球環境に配慮したユニフォームを採用

北海道郵便逓送(中田公成社長、札幌市北区)は7月1日、創立 80周年を6月に迎えたことを記念し、社員のユニフォームをリニューアルしたと発表。
これまでの上下紺色のデザインから、上衣は緑を基調とし、ズボンは黒を採用。見た目を一新するとともに、ストレッチ性のある素材を用いることで作業のしやすさにもこだわった。

環境への配慮として、ユニフォームには植物由来の再生資源や再生PET素材を取り入れた。使用済みペットボトルリサイクル糸を使用したポロシャツとウィンドブレーカーを採用したことにより、1万2565㌔㌘のカーボンオフセットを実現した。500㍉㍑ペットボトル3万4416本分を使用している。

また、従来使用していたユニフォームも廃棄せず、回収・リサイクルする仕組みを導入。使用済みユニフォームの回収は2つのプラットホームを採用し、防寒服以外のリサイクルは、不要になった作業服を新たな素材へアップサイクルすることで、廃棄を可能な限り無くした。

防寒服は、ユニコロン(吉岡大社長、北見市)が取り組む「UNIveau」という仕組みを採用。北海道で使用された廃棄されるユニフォームを資源として、障がい者雇用施設で牛服をつくり、道内の酪農家に販売するというもの。道内で完結するため、輸送時のCO2排出量や回収コストが削減でき、障がい者の雇用促進にもつながる。併せて、子牛の命を守り、北海道の酪農にも寄与するものとなっている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする