アイ・リンク 札幌市「子ども未来文庫」に絵本を寄贈

軽貨物・一般貨物運送事業を展開するアイ・リンク(本間勝行社長、札幌市白石区)は7月29日、札幌市子ども未来局(山根直樹局長)を訪問し、絵本87冊を同市の絵本基金「子ども未来文庫」に初めて寄贈した。
絵本は同市が所管する保育園や子育て支援施設など29カ所に配布される。
同市からは「札幌市の子どもたちと絵本をつなぐ架け橋として貢献」いただいたとして、感謝状が贈呈された。

同社では昨年11月に企業主導型保育園として白石区内に「あいりんく保育園」を開園した。
子育て支援分野への貢献活動として「子ども未来文庫」の制度を知り、絵本の寄贈を決めた。

同市が各施設から「欲しい絵本」を取りまとめて同社に提示、同社は絵本を新刊で揃えて寄贈した。
本間社長は、80冊を超える絵本のリストを見て「その多さに驚いた」とし、「1日でも早く揃えたかったので、道内の大手書店は全て周り、それでも何冊か入手できないものがあったので取り寄せた。全て揃えるのに10日ほどかかった」と振り返る。

本間社長は山根局長との懇談で、コロナ禍における事業継続の判断について説明、「物流部門は止めることなく対応できたが、保育園は開くべきか休園すべきか迷った。同じ区内の医療機関でクラスターが発生したこともあり、北海道独自の緊急事態宣言が出されてからは休園とさせていただいた」などと話した。

また、今回の寄贈は、同文庫の制度を広く知ってもらいたいという意図もある。
同文庫は、子育て支援施設等における絵本の蔵書を充実させ、子どもが絵本とふれあう機会をつくることを目的に、個人・企業・団体、市民から新品の絵本の寄贈を募るもの。札ト協がオリジナル絵本を毎年寄贈しているが、昨年度の寄贈件数は全体で10件、近年も10~20件程度で推移していた。
本間社長は「非常に素晴らしい制度で、寄贈にそれほど大きな金額がかかるものでもない。子どもはどうしても絵本を破損してしまうので、定期的に新刊の絵本を揃えていく必要がある」とし、「できる範囲で今後も続けていきたい」と語った。

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コメント

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