国分北海道 コロナ禍で売り場を失う農業高校の販路構築を支援

国分北海道(黒澤良一社長、札幌市中央区)は8月19日、北海道高等学校長協会農業部会主催の「ほっかいどう農業高校大会2020」にて札幌テレビ放送と協力し、コロナ禍で催事販売の機会がなくなった農業高校の生徒が生産した農産物の販売支援を行うとともに、実践的な学びから、地域に先駆けたビジネスモデルを創り出す人材の育成を支援すると発表した。

これまで、生徒たちが生産した農産物や加工品は、小売業の催事などで販売をしてきたが、今年はコロナ禍により店頭催事が中止となり、販売機会がなくなったことから、札幌テレビネットショッピング内にて「ほっかいどう農業高校大会2020」を開催し、生徒が生産した商品の販売を支援する。

商品は単品としてだけでなく、国分北海道の物流機能を活用し、各校が生産した商品を組み合わせたアソートセットを作成し、付加価値を高める。eコマースの展開に合わせて、参加校26校の生徒が、オンデマンドの研修を通してマーケティングやインターネットの集客方法などを学ぶ。
国分北海道は、マーケティング活動の基本、商品開発の基本、商品づくりの基本と農産物流通の基礎知識、価格設定の基礎知識、商品の伝え方等の講義を担当する。

サイトは、札幌テレビ放送が運営する「どさんこくんショップ」通販サイト内に設置。開設期間は8月24日〜10月24日の予定。

主な販売商品:農産物(米、じゃがいも、かぼちゃ、りんご、にんにく、キャベツ)、加工食品(アイスクリーム、ソーセージ、ベーコン、トマトジュース)のほか、道央、道東、道南、道北4エリアごとの農業生産物を詰め合わせた「野菜詰め合わせセット」など。完全予約販売で商品の発送は10月以降順次行う。

参加校は農業高校等26校(岩見沢農業、美唄尚栄、新十津川農業、当別、倶知安農業、余市紅志、ニセコ、真狩、留寿都、壮瞥、檜山北、静内農業、大野農業、旭川農業、名寄産業、富良野緑峰、剣淵、遠別農業、美幌東藻琴、帯広農業、更別農業、士幌、標茶、別海、中標津農業)。

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