JR北海道は9月24日、年末年始に北海道新幹線が青函トンネル(約54㎞)内で貨物列車とすれ違わない時間帯で「初めての時速210㎞の営業運転」を行うと発表した。
北海道新幹線は、同トンネル内では貨物列車とのすれ違いを考慮して、安全上の観点から時速160㎞で走行しているが、これを50㎞引き上げる。時間短縮効果は約3分。
同社はこれまで、関係機関と連携し、貨物列車とすれちがいがない状態において北海道新幹線を時速200㎞騎乗で走行させる高速走行試験を実施、安全に走行できることを確認してきた。新幹線高速走行中の貨物列車の誤進入を防止するシステムや高速確認車の開発、 レールの削正、高速走行試験などにより、走行の安全性を確認したこと等から、時間帯区分方式による新幹線の高速走行を実施する。
実施は、貨物列車の運行本数の少ない期間である12月31日〜2021年1月4日の5日間。始発から15時半頃までの上下各7本の合計14本。