ローソン(竹増貞信社長、東京都品川区)は6月21日、札幌市内の店舗販売業許可を得ている3店舗で、北海道の「Uber Eats」では初めてとなるOTC医薬品の取り扱いを同23日から開始すると発表した。
今回、医薬品の取り扱いを開始する店舗は、ローソン札幌南7条西1丁目店(札幌市中央区)、ローソン札幌本郷通13丁目店(同白石区)、ローソン札幌北10条店(同北区)。
取扱商品は、風邪薬や目薬、胃腸薬、皮膚用薬、湿布薬など第2類医薬品と第3類医薬品の52種類。
専用アプリから取り扱い店舗・希望の医薬品を選択すると、必要な説明事項が表示され、確認ボタンをタッチすることで注文が可能となる。店舗では医薬品のみ別の袋に入れ、登録販売者が確認の上、配達員に渡す。なお、店舗の医薬品販売時間内での取り扱いとなる。
同社では「医薬品が手元にすぐ欲しいというニーズは高く、特に最近では新型コロナウイルス感染予防のための外出自粛が求められる中、需要が高まっている」としている。
同社は2月より、東京都内の3店舗で「Uber Eats」でのOTC医薬品の取り扱いを開始し、これまで東京都・神奈川県・埼玉県・福岡県の合計17店舗で、同サービスを導入、今回の札幌でのサービス開始で20店舗となる。
また、2009年頃より、地域の調剤薬局との連携や、登録販売者の育成などの取り組みを行うことで医薬品の取り扱い店舗を拡大し、現在252店舗で取り扱いを行っている。このうち、北海道のローソンは12店舗。