エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会は5月30日、令和4年度の「エコシップマーク」優良事業者 27社(荷主13社、物流事業者14社)を対象に、同26日に海運クラブにおいて、国交通海事局長表彰を行ったと発表。
特に功績のあった事業者に贈られる「海運モーダルシフト大賞」は、荷主が味の素、物流事業者はF―LINEの2社の取り組みが受賞した。
北海道では、荷主が北海道コカ・コーラボトリング、物流事業者は幸楽輸送の2社の取り組みが優良事業者として表彰を受けた。
これは、荷主の札幌工場から、グループ会社の茨城県土浦市と埼玉県さいたま市岩槻区の工場への飲料・飲料原料・空パレット・ペットボトル蓋の陸送(片道1090㎞)を、苫小牧〜大洗航路(片道754㎞)のセミトレーラ無人航送に本格的に切り替えたもの。この輸送は年間1572㌧に及び、陸送の場合と比較して、CO2の排出量が58.5%削減された。
幸楽輸送は2020年11月に大洗に関東事業部を開設し、関東側でのセミトレーラの牽引能力を増強し、海上輸送シェアを高めている。