北海道労働局「令和4年度の過労死等の労災補償状況」

北海道労働局は6月30日、北海道における令和4年度の過労死等の労災補償状況を公表した。

「脳・心臓疾患に関する事案」の労災補償状況では、全体で請求件数は29件と前年度より2件(7.4%)増加。支給決定件数は10件であり、同3件(42.9%)増加した。

業種別(大分類)では、請求件数は「運輸業・郵便業」が11件と最も多く、全体の4割近くを占めた。「医療・福祉」が4件、「卸売業・小売業」が3件とこれに続いた。支給決定件数は、「建設業」と「運輸業・郵便業」各2件と最も多かった。

職種別(大分類)では、請求件数は「輸送・機械運転従事者」が9件と最も多く、「サービス職業従事者」が7件、「管理的職業従事者」と「運搬・清掃・包装等従事者」が各3件と続いた。支給決定件数は「輸送・機械運転従事者」が2件、「専門的・技術的職業従事者」、「管理的職業従事者」、「販売従事者」、「サービス職業従事者」、「運搬・清掃・包装等従事者」、「建設・採掘従事者」が各1 件だった。

「精神障害に関する事案」の労災補償状況では、全体で請求件数は96件であり、同1件(1.1%)増加。支給決定件数は53件で同15件(38.4%)増加。

業種別(大分類)では、請求件数は「医療・福祉」が22件、「卸売業・小売業」が14件、「運輸業・郵便業」は11件でこれに続いた。支給決定件数は、「医療・福祉」が13件、「卸売業/

小売業」が12件、「運輸業・郵便業」が7件だった。

職種別(大分類)では、請求件数は「専門的・技術的職業従事者」が19件、「事務従事者」が16件、「販売従事者」が12 件の順に多く、支給決定件数は「専門的・技術的職業従事者」が16件、「販売従事者」が9件、「輸送・機械運転従事者」が8件だった。

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