村上農園「北海道伊達生産センター」起工式

村上農園(村上清貴社長、広島市佐伯区)は7月28日、伊達市に建設を計画している新たな生産施設「北海道伊達生産センター」が着工の運びとなり、起工式を同20日に行ったと発表した。

同生産施設は、2024年3月完成、4月から稼働を予定。敷地面積は2万9078㎡、ハウス面積は1期が約8700㎡、2期も約8700㎡。生産能力は1期が年産3900万パック(スプラウト換算)、2期は未定。豆苗、スプラウト(ブロッコリー、クレス、マスタード、レッドキャベツ、青じそ)、かいわれ大根、マルチビタミンB12かいわれなどを生産する。

村上農園の生産施設は現在、宮城、千葉、山梨(3カ所)、神奈川、静岡、三重、広島(2カ所)、福岡、沖縄(関連会社)の計12カ所。
北海道エリアは主に関東で生産した商品を長距離輸送しているが、伊達市に新たな生産拠点を設けることで、輸送にかかる時間を削減し、より鮮度の高い商品を北海道エリアの消費者に届けることができるようになる。

「当社の技術力と融雪装置を配した太陽光利用型植物工場により、1年を通して野菜の安定供給が可能になる。全国の生産センターとネットワークで結び、栽培技術を相互利用しながら品質の高い発芽野菜を生産していく。地元雇用創出にも貢献したい」としている。

村上社長は、「道内の皆さまにより新鮮で品質の良いものを届けたい。進出するからには全力をあげて、北海道伊達生産センターをいち早く軌道に乗せ、売上拡大や地元の方の積極雇用などにより、地域の発展にも貢献していきたい」とコメント。

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