アークス(横山清社長、札幌市中央区)、H.E.エナジー(瀬尾浩史社長、同)、東芝エネルギーシステムズ(島田太郎社長、川崎市幸区)は1月31日、アークスグループの中核企業であるラルズ(猫宮一久社長、札幌市中央区)の「ラルズ東光生鮮流通センター」(石狩市)に太陽光発電設備を導入し、併せて経産省による「令和5年度再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」に参画すると発表した。
「ラルズ東光生鮮流通センター」の屋上にH.E.エナジーが設計・施工する太陽光発電設備を導入し、施設内で使用する電力の一部を賄う。再生可能エネルギー由来の環境に優しい電力を利用することで、CO2排出量及びエネルギーコストを低減する。
この設備の設置と併せ、ラルズは「令和5年度再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」に発電事業者として参画し、アグリゲーターである東芝エネルギーシステムズが発電量予測に必要とするデータを提供し、積雪の多い北海道における発電 量予測精度の向上につなげる狙い。
同事業は、東芝ESSがアグリゲーターとして参画し、再エネアグリゲーター8社および実証協力者5社でコンソーシアムを組み、6種類に及ぶ全国の約100のエネルギーリソースを用いて、発電量予測精度、インバランスの低減や市場取引における収益性などを評価する。
太陽光パネル合計出力は244.16kW、年間自家消費量見込みは224.143kWh/年。CO2の削減量見込みは176 t/年。