EPIコンサルティングは2月26日、国交省からの委託事業の一環として、国交省北海道局、苫東、日本政策投資銀行、北海道庁、苫小牧市と協力し、「苫東GX HUB構想」を提言したと発表。
苫小牧地域に立地する苫東は、日本最大の産業地域であり、EPIと関係者は、苫東が持つ広大な土地を活かし、再エネ、水素、CCUSの3つのエネルギーインフラを整備することで、カーボンニュートラル産業地域として立地企業の脱炭素化に貢献する構想を取りまとめた。
「苫東GX HUB構想」は、既存の太陽光発電活用に加え、大規模に再エネを導入し、自営線によって立地企業に送電する再エネマイクログリッドを構築することで、安価な再エネ電力を供給可能とするもの。
余剰再エネ電力により水素・アンモニアを製造し、熱、運輸需要等に供給することで立地企業の脱炭素化とエネルギーの地産地消を実現させる。また、将来的に苫東地域において再エネ・水素・CCUSのインフラを包括的に提供し、新規立地を含む苫東立地企業のカーボンニュートラル化を目指す。