大勝  スカニア大型車2台導入

大勝(生川勝則社長、千歳市)は、スカニアの大型車を2台導入した。
上級グレードRシリーズの「R410」を新車で購入し、1台目は5月31日、2代目は6月28日にそれぞれ納車した。
生川社長は「1台目をおよそ1カ月間運行したが、燃費がリッター4・7㎞と4㌧車並み。驚くほど燃費が良くて驚いている。車両の価格は国産車より高いが、今後、故障の発生状況や整備時の対応などに問題がなければ、更に導入していきたい」としている。

車検等で取引があった道内唯一のスカニアディーラーの滝川自工(札幌市白石区)から、増車にあわせて購入。道内に拠点を置くディーラーが限られているため、道内でのスカニアの導入事例はまだ少なく、「同モデルの単車は現状、道内で4台のみ。道内ではまだスカニアは出始めなので、注目も大きい」(同社長)という。

最大積載量は13㌧強で、キャビンとボディーに、スカニアのロゴマークの「グリフォン」と「Daisyo EXPRESS」の文字を組み合わせてプリント。北海道〜本州間の長距離輸送に活用し、主に菓子・飲料・雑貨・農産物などを運ぶ。

「国内メーカーの大型車と比べ、新車購入価格は30%あまり高かったが、燃費が非常にいいので、長く運行させれば、十分に引き合う」と考えている。「燃費が優れているという評判は聞いていたが、実際に走ってみると想像以上。購入価格が高くても、燃料でカバーできる。エコドライブを更に意識すれば、リッター5キロも可能ではないか」としている。

また、「立ち上がっても天井に頭がつかないほど」というキャビン室内の広さにも満足している。「本州便に使い、ドライバーは長時間キャビンにいるので、少しでも快適な環境にしたかった。ドライバーも喜んでいる」と話す。

ドライバーは固定とした。安全運転の状況や、勤務態度が優れているドライバーを専属にすると事前にアナウンスした。「スカニアに乗りたいドライバーは今後、こういったことにより気をつけるようになるので、社内教育の側面もある。また、『大勝に行けば、スカニアに乗れる可能性がある』という人材採用への効果も見込める」としている。

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