苫小牧港利用促進協議会は1月4日、「令和5年度苫小牧港小口混載コンテナ輸送支援事業」の公募を開始すると発表した。
支援予定上限額は、過去に同支援を受けたことがある事業者は400万円(税込)、それ以外の事業者は500万円(税込)。支援対象期間は4月1日から同6年3月末日まで。
北海道産農水産物等の海上輸送による輸出拡大への取り組みにおいて、小口混載貨物輸送サービスの活用が広く行われていないことが課題の一つであり、主な原因として、「輸送のタイミングが合わない」「小口混載輸送サービス自体の知名度及び情報が少ない」「貨物量が少なく採算が合わないため定期輸送サービスを確立できな い」といった課題があった。
同事業は、貨物利用運送事業者(フォワーダー)に対して支援を行うことにより、小口混載コンテナの定期輸送サービスを確立し、苫小牧港を利用した輸出の促進を図るもの。
リーファーコンテナを活用した北海道産農水産物の小口混載貨物輸送サービスを行うフォワーダーに対し、コンテナ内の空きスペースに係る輸送料金を支援する。
対象は、リーファーコンテナによる苫小牧港を利用した海上輸送で、通関業務を苫小牧で行い、苫小牧港発の輸出コンテナとなるもの。
輸送先は日本を除く東アジア及び東南アジア諸国。輸送品目は農水産品・加工食品等の北海道産食品。輸送頻度は1回目の輸送から1カ月に1回以上。