JFEスチール 倉庫をニトリへ売却

JFEホールディングス(柿木厚司社長、東京都千代田区)は3月7日、JFEスチール(北野嘉久社長、同)の東日本製鉄所(京浜地区)の土地利用転換の一環として、現在倉庫として賃貸している扇町エリアの売却を決定したと発表。売却する土地は20万7913㎡。

売却先はニトリ(武田 政則社長、札幌市北区)で、譲渡益は約450億円程度を見込んでいる。3月末に契約の締結、2024年12月下旬に物件の引き渡しを予定している。

JFEスチールは2023年9月を目途に京浜地区の高炉等設備の休止を予定しており、休止対象となる高炉等設備が立地する扇島エリアのみならず、南渡田、水江、池上、扇町の各エリアでの土地利用転換を検討している。転換にあたっては、各エリアの利用用途に応じた事業性を考慮し、「土地売却」「土地賃貸」「事業利用」の3つを軸に取り組みを推進している。

今後も土地利用転換の推進に向けて、効率的な経営資源の活用を図り、長期の持続的成長と企業価値の向上の実現に向けた取り組みを進めていくとしている。

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