北海道労働局は9月4日、令和4年に賃金不払が疑われる事業場に対して管下17労働基準監督署・支署が実施した監督指導の結果を発表した。
これまで、支払額が1企業当たり100万円以上の割増賃金の不払事案のみを集計してきたが、今回から、それ以外の事案を含め賃金不払事案全体を集計、これに伴い、集計内容を変更した。
令和4年に北海道の労働基準監督署(支署)で取り扱った賃金不払事案の件数は1150件、対象労働者数は6932人、金額は5億76万円。1事案における最大支払金額は4626万円。
運輸交通業は、賃金不払事案の件数が108件(全体の9%)、対象労働者数は854人(同12%)、金額は8687万円(同18%)だった。